「底辺から見るスタンダード」〜第一回:ジャンド編
2009年10月27日 MTGコラム コメント (10)ペプシ小豆ディスんなし(挨拶
>挨拶文
でも僕はシソの方が好きでした。
---閑話休題---
前回の更新でもチラッと書いた、ゼンディカー後ずっとトップメタに位置するジャンドについて。
最近ではだんだん環境も出来上がってきてジャンド以外のデッキが上位に入ってくることも珍しくなくなったけれど、初期はそれこそジャンド一色。
先日のGCCでもまだその名残が濃かったのか、会場の1/3以上がジャンド(タッチ白含む)という偏りぶり。
ジャンドの強さについてはすでに各方面で解説が出ていたり、プレイヤーの間でも研究が進んでいると思うので特筆することはないけれど、今回は「ジャンドというデッキを使うということ」について、少し書いてみようと思います。
>めくりめくられたらカーニバル
ジャンド(ここでは続唱ジャンドの意)というデッキは、よくも悪くも続唱というシステムに多くを依存していて、そこで捲れたカードの善し悪しで局面が動くデッキ、ということで間違いないと思います。
4マナ揃ったら「とりあえず血編み」と言い放ってしまえるデッキスタイルは初級者上級者を問わず安定したアドバンテージを約束してくれます。
故に同系対決などにおいては「捲りゲー」と揶揄されることもしばしば。
また、続唱というシステム上不確定要素を含んでいるため、相手の場に生物がいない状況で捲れる《終止/Terminate(ARB)》や、相手に手札がない状況での《荒廃稲妻/Blightning(ALA)》という状況は往々にして見られます。
さらに、《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf(ARB)》でボトムに送り込まれる《野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker(M10)》、《瀝青破/Bituminous Blast(ARB)》、《若き群れのドラゴン/Broodmate Dragon(ALA)》・・・。
何を言いたいのかというと、せっかく夜を徹してデッキを構築し、何度も何度もスパーリングを重ねて調整しても結局のところ続唱次第、というと角が立ちますが、少なくとも自分ではどうにも出来ない要素に左右されることが多いデッキであるということが言えます。
MTG自体、多少なりとも運の要素に影響されるゲームなのですが、この続唱ジャンドというデッキは、他のデッキよりその要素が強い、ということです。
ジャンド使いの方には「あの場面で○○が捲れてくれれば・・・」、「あの続唱で土地が下に行ってくれたおかげで勝った」という経験も多々あると思います。
上手い・強いプレイヤーになるとその不確定要素を極力減らした上で、続唱で捲れるカードをある程度絞る構築やプレイングが可能なんだと思いますが、そういう細かな調整ができそうにない自分は、不確定要素が嫌いなので、おそらくジャンドは使わないと思いますw
>ジャンド包囲網
09年10月末現在トップメタに位置するジャンド。
これだけのデッキパワーを誇り、かつ結果を残しているデッキがメタられないという方が逆におかしい、というくらいにメタられており、「ジャンドを食うか、ジャンドを使うか」という格言まで聞かれるほどです。
白いデッキのサイドには必ずと言って良いほど《天界の粛清/Celestial Purge(M10)》が搭載され、メインから《白騎士/White Knight(M10)》や《真心の光を放つ者/Devout Lightcaster(ZEN)》が用意されることも少なくありません。
また、青のサイドには「対ジャンド確定カウンター」である《瞬間凍結/Flashfreeze(M10)》は必須とすら言えます。
こうした個々のカード選択以外にも、デッキとしてジャンドに有利なアーキタイプが数多く開発され、「赤単スライ」や「上陸ボロス」、「ニッサフレア」といったデッキはジャンド相手に五分以上の勝負をすることが出来ると言われています。
万一、上記のように明らかにメタることはなくても、現環境のスタンダードにおいて構築や練習の段階でジャンドを想定しないことはありえません。
このように、現在のスタンダードを語るに際して、切っても切れないデッキであるということは自分のようなカジュアルプレイヤーが言うまでもなく明らかなことと言えるでしょう。
>結論
ということで話が長くなりましたが、今のスタンではジャンドの存在感は前環境のフェアリーやトースト級と言えるものがあります。
ジャンドを使わないプレイヤーは、充分にジャンド対策を講じる必要がありますし、それ以上にジャンドを使うプレイヤーは「俺のデッキはメタられている」という覚悟のもとにデッキを調整し、試合に臨む必要があります。
使う者と使われる者が双方ともに「ジャンド」というデッキをより深く理解し、お互いに策を張り巡らせあうことで、現在のスタンダードがより濃いものになっていくことを祈りつつ、「使われる者」である自分は今日もジャンド対策に頭を巡らせようと思います。
---あとがき---
と、まぁ不慣れにマジメに書いてみたつもりですww
今後も「底辺から見るスタンダード」と称してこんな文を書くかも知れません。
お目汚しになるかもしれませんが、何か少しでも参考になることがあれば幸いです。
まぁ結局はただの備忘録なんだがな!
>挨拶文
でも僕はシソの方が好きでした。
---閑話休題---
前回の更新でもチラッと書いた、ゼンディカー後ずっとトップメタに位置するジャンドについて。
最近ではだんだん環境も出来上がってきてジャンド以外のデッキが上位に入ってくることも珍しくなくなったけれど、初期はそれこそジャンド一色。
先日のGCCでもまだその名残が濃かったのか、会場の1/3以上がジャンド(タッチ白含む)という偏りぶり。
ジャンドの強さについてはすでに各方面で解説が出ていたり、プレイヤーの間でも研究が進んでいると思うので特筆することはないけれど、今回は「ジャンドというデッキを使うということ」について、少し書いてみようと思います。
>めくりめくられたらカーニバル
ジャンド(ここでは続唱ジャンドの意)というデッキは、よくも悪くも続唱というシステムに多くを依存していて、そこで捲れたカードの善し悪しで局面が動くデッキ、ということで間違いないと思います。
4マナ揃ったら「とりあえず血編み」と言い放ってしまえるデッキスタイルは初級者上級者を問わず安定したアドバンテージを約束してくれます。
故に同系対決などにおいては「捲りゲー」と揶揄されることもしばしば。
また、続唱というシステム上不確定要素を含んでいるため、相手の場に生物がいない状況で捲れる《終止/Terminate(ARB)》や、相手に手札がない状況での《荒廃稲妻/Blightning(ALA)》という状況は往々にして見られます。
さらに、《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf(ARB)》でボトムに送り込まれる《野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker(M10)》、《瀝青破/Bituminous Blast(ARB)》、《若き群れのドラゴン/Broodmate Dragon(ALA)》・・・。
何を言いたいのかというと、せっかく夜を徹してデッキを構築し、何度も何度もスパーリングを重ねて調整しても結局のところ続唱次第、というと角が立ちますが、少なくとも自分ではどうにも出来ない要素に左右されることが多いデッキであるということが言えます。
MTG自体、多少なりとも運の要素に影響されるゲームなのですが、この続唱ジャンドというデッキは、他のデッキよりその要素が強い、ということです。
ジャンド使いの方には「あの場面で○○が捲れてくれれば・・・」、「あの続唱で土地が下に行ってくれたおかげで勝った」という経験も多々あると思います。
上手い・強いプレイヤーになるとその不確定要素を極力減らした上で、続唱で捲れるカードをある程度絞る構築やプレイングが可能なんだと思いますが、そういう細かな調整ができそうにない自分は、不確定要素が嫌いなので、おそらくジャンドは使わないと思いますw
>ジャンド包囲網
09年10月末現在トップメタに位置するジャンド。
これだけのデッキパワーを誇り、かつ結果を残しているデッキがメタられないという方が逆におかしい、というくらいにメタられており、「ジャンドを食うか、ジャンドを使うか」という格言まで聞かれるほどです。
白いデッキのサイドには必ずと言って良いほど《天界の粛清/Celestial Purge(M10)》が搭載され、メインから《白騎士/White Knight(M10)》や《真心の光を放つ者/Devout Lightcaster(ZEN)》が用意されることも少なくありません。
また、青のサイドには「対ジャンド確定カウンター」である《瞬間凍結/Flashfreeze(M10)》は必須とすら言えます。
こうした個々のカード選択以外にも、デッキとしてジャンドに有利なアーキタイプが数多く開発され、「赤単スライ」や「上陸ボロス」、「ニッサフレア」といったデッキはジャンド相手に五分以上の勝負をすることが出来ると言われています。
万一、上記のように明らかにメタることはなくても、現環境のスタンダードにおいて構築や練習の段階でジャンドを想定しないことはありえません。
このように、現在のスタンダードを語るに際して、切っても切れないデッキであるということは自分のようなカジュアルプレイヤーが言うまでもなく明らかなことと言えるでしょう。
>結論
ということで話が長くなりましたが、今のスタンではジャンドの存在感は前環境のフェアリーやトースト級と言えるものがあります。
ジャンドを使わないプレイヤーは、充分にジャンド対策を講じる必要がありますし、それ以上にジャンドを使うプレイヤーは「俺のデッキはメタられている」という覚悟のもとにデッキを調整し、試合に臨む必要があります。
使う者と使われる者が双方ともに「ジャンド」というデッキをより深く理解し、お互いに策を張り巡らせあうことで、現在のスタンダードがより濃いものになっていくことを祈りつつ、「使われる者」である自分は今日もジャンド対策に頭を巡らせようと思います。
---あとがき---
と、まぁ不慣れにマジメに書いてみたつもりですww
今後も「底辺から見るスタンダード」と称してこんな文を書くかも知れません。
お目汚しになるかもしれませんが、何か少しでも参考になることがあれば幸いです。
まぁ結局はただの備忘録なんだがな!
コメント
新デッキを考えるにあたり、「ジャンドと戦えるのか?」というのは、避けて通れない命題。脈動警戒し、4枚挿しを3枚にしてみたり。
ジャンドは、続唱からのアドバンテージと手札破壊、火力、エンチャントやアーティファクトを含めた除去、と死角が少なくて応用力がああるんだよねー。
前環境だと、トーストやフェアリーの選択やカメコロとキッチン、萎れ葉のしもべの存在があったけど、今はジャンド安定って感じだもんなー。
コントロール(使うのも、相手にするのも)が苦手な俺としては、ジャンドを含めた色んなビートが殴りあう今の環境は結構好き。地味にノンクリデッキ(紅蓮昇天、ライブラリーアウト、生物が全て被覆持ちみたいな青白系デッキ)もいたりして、除去が腐ったりwww
確かにジャンドってフェアリーでいう全体除去みたいな効果的に効く対策が無いんですよね。それで次のエキスパンションでジャンドを幅広く対策できるパワーカードが出たとして、そいつが今度は環境の癌になりそうで嫌ですね。
血編みんをただの3/2速攻にし、トリナクスを除去りつつトークンは出させず、あらゆる除去スペル・PWをボトムに送る《歪んだ世界/Warp World》が最強のジャンドメタカードであると注目されるのはもう少し先のお話。
まぁそれおいといて
あれだ、カスケードだせなきゃいいんだ!
あぁぁぁ
大爆発を俺にください・・・・orz
廃墟飛ばしじゃだめなんです。。
失礼、噛みました。
>シグさん
前環境もジャンドいるにはいたけど、結局色々天敵がいすぎて目立った活躍してなかった。その天敵が一斉にいなくなって一気に台頭した、って感じだよね。
だからか知らんが、最近使い始めた人に比べて前環境から使っていた人(HIRO君とかムラタ君)のジャンドは練られてる感がある。
ビートダウンが(使うのも使われるのも)苦手な俺としては、ジャンドを含めた色んなビートが殴りあう今の環境は結構しんどい。地味に除去体制がある生物(茨異種、不屈の随員、トリナクスなど)もいたりして、ラスゴが腐ったりwww
>めぐすけさん
WW打つまで行けば基本勝ちじゃない?ジャンドってパーマネント少ないイメージあるし。
>>ジャンドを幅広く対策できるパワーカード
ヴェクパラでおk!www
>クッパさん
おいとくなww
ランデス今人権ない感じだよねー。廃墟飛ばしなぜ基本地形壊せないしwつかブーメラン返せww
もうジャンド以外に負けてもいい
ジャンドさえ殺せれば・・・・
サイド後はナヤカスケードです
なぜメインをそれにしない・・
んで、アンドウさんの白クッパにボコられるんですね、わかりますww
ちく☆なん!
上手い文章だなー!くそっ!
失礼、噛みました。
>シグさん
パクリと引用には定評のあるこのさとぅ、そのくらいは当然なのだよw